HACCPの考え方を取り入れた衛生管理を行うことがルールになっている現代において、夫婦でお店を切り盛りしているような飲食店やお総菜屋さんも当然取り組みが求められることになります。基本的にHACCPの考え方を取り入れた衛生管理の対象事業者は小規模な事業者であり、この対象者はいくつかの条件があるけれど基本的には従業員のが数が50名未満（食品などの取り扱いに従事する者の数）の場合は対象になるわけですから、夫婦で営業している場合も当然導入が必須になって来るわけです。逆に、食品に携わる従事者の数が50名を超える事業所の場合は大規模事業者に該当するため、HACCPに基づく衛生管理が求められます。小規模事業者と大規模事業者では求められる要件そのものが異なることを理解する必要があるのではないでしょうか。
現在、お店をこれからオープンさせるとなったとき食品に関与するものなので導入が必要になるだろう、このような予測の下で衛生管理を考える人も多いかと思われますが、業種などにより取り組み方のスタイルが異なることからも、HACCPの考え方に基づいた衛生管理のテンプレートを見つけてそれを使って始めるのがおすすめです。真っ白な状態から計画を立てようと思っても何をどのようにすべきか分からないケースは多い、飲食店用や惣菜店用、居酒屋店用・喫茶店用・パン製造用など、それぞれの業種ごとに最適化されたテンプレートがあるので、その内容を確認して自分のお店用にアレンジするのが最適です。